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肝炎キャリアのお客様への対応(≧▽≦)

著者:橋本理美容商事

公開日:

お客様から肝炎を告げられた時、どのように対応されていますか?

講習会での回答は「丁重に施術をお断りさせてもらう」「手袋をする」「分からない」とのことでした。
病院と違い問診も出来ないこの業界で、先に告知してくださる方はほとんどおられません。
肝炎情報センターの統計によりますと、B型・C型肝炎キャリアは約35人に1人と報告されています。
では、どうしたらよいのでしょうか?

1)理美容業界でも、医療現場と同じようにスタンダードプリコーション<標準的感染予防対策>を取り入れることです。
<※スタンダードプリコーションとは感染症の有無にかかわらず、全てのお客様を対象に血液、体液、分泌物(汗を除く)、損傷のある皮膚・粘膜が感染原因になる可能性があると考え、手袋やマスク着用など感染リスクを減少させる予防対策を示します。>
2)しかしながら、これだけでは理美容室での感染症は防げません。
当然のことながら、カミソリにも血液、体液が付着している可能性が高いのです。
血液は水で洗い流すだけでは落ちません。
また、水で洗い流した上から消毒をしても消毒は阻害され消毒本来の意味がないものになります。
消毒本来の効果を発揮するには、先ず血液を落とすことが重要です。
そこから初めて消毒の効果が現れるのです。
カミソリに付着した血液を十分に分解する=一次洗浄
一次洗浄の次に消毒という処理工程が必要になります。