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「正直言って感染症対策面倒でした」

著者:橋本理美容商事

公開日:

現在、理美容感染症対策を実施されているサロンオーナー様の思い

感染症対策をされる前のお話です。

セット時に「刷子は使わないで」と仰るお客様がおられまして、そのお客様の仕上げは手櫛にしておりました。
感染症対策に取り組み、お客様の目に付く場所に、消毒中、消毒後の容器を置き施術しておりましたら、いつも手櫛のお客様が「刷子を使って」と仰いました。
当店はレザーだけでなく、櫛、刷子も感染症対策しておりましたので、衛生管理に敏感なお客様はいち早く反応されることを実感いたしました。
「感染症対策は必要不可欠で感染症問題は必ず理美容業界に来るので早急に感染症対策を」とディーラーさんから聞いておりました。
当初、必要どころか義務だと思いながら聞いてはおりましたが、自ら感染症対策を必須項目に取り入れるのに時間がかかりました。
・しないといけないけど目に見えないものには気持ちが甘くなること
・最初から完璧は無理だと自身に甘くなること
・今まで通りで問題ないから、やりやすいところだけすること
・実際、面倒くさいと感じてたこと
など、今考えると衛生管理を二の次にして接客していた自分はお客様を裏切っていたことの申し訳なさでいっぱいです。
食中毒みたいに感染源がすぐに分かれば全理美容室で感染症対策が実施されるのでしょうけれど…
以上サロンオーナー様のお声でした。

私達からしましたら、このようなオーナー様の取り組みはとても有り難いことです。
時間をかけて感染症啓発活動をしておりますが、前向きに取り組んでくださるサロン様は少数です。
しかしながら、この少数のサロン様のおかげで理美容師様とお客様を守れるパワーを与えていただいております。
理美容業界の社会的責任として理美容業界が一体となってお客様を守らなければなりません。
私達の感染症啓発活動に賛同、協力して下さっている団体様や企業様のご紹介も追ってさせていただきたいと思います。
引き続きよろしくお願い申し上げます。